2007年10月04日

胸痛

胸痛とは胸部を中心とした疼痛や胸がしめつけられる感じ、圧迫感などを総称していいます。
胸痛をきたす疾患には心臓、胸腔内臓器、腹部臓器に由来するものなどがありますのでその特徴や見分け方をのべます。

心臓由来の疾患
狭心症  
痛みの部位は心筋梗塞と似ていますが痛みの程度や持続時間が鑑別のポイントになります。

不安定狭心症
心筋梗塞へ移行しやすいので注意が必要です。持続時間は30分以内で労作狭心症よりは長い傾向にあります。安静時の発作、最近始まったもの、最近症状が増悪してきたものなどがあげられます。不安定狭心症のうち異型狭心症は早朝の発作が特徴的です。

不安定狭心症
安静時の発作、最近始まったもの、最近症状が増悪してきたものなどがあげられます。
不安定狭心症のうち異型狭心症は早朝の発作が特徴的です。心筋梗塞へ移行しやすいので注意が必要です。持続時間は30分以内で労作狭心症よりは長い傾向にあります。

労作狭心症
心筋梗塞にくらべて痛みの程度は軽く、痛みの持続時間が短いのが特徴です。動いたり食事や緊張などで誘発されます。安静にしておれば多くは1ないし5分程度でおさまります。

急性心筋梗塞  
 突然生じる前胸部の痛みで30分以上持続します。痛みの性状としては圧迫感、しめつけられる感じ、焼けるような感じなどを訴えられることが多くあり、前胸部、左上腕や咽頭部に放散する激烈な痛みがあります。
しかし、高齢者、糖尿病患者などは、胸痛を認めない心筋梗塞(無痛性心筋梗塞)の場合もあり注意が必要です。

急性大動脈解離  
前胸部から背部へ放散する激烈な痛みが特徴的で解離とともに痛みが移動していきます。ショックになることが多く心筋梗塞とともに緊急性が高い疾患です。
     
心膜炎  
突発性の刺すような強い痛みで数日間持続することがあります。頚部や背部への放散痛も約半数に認められます。深呼吸をしたり臥位で増強し坐位や前屈位で軽減します。呼吸困難や咳を呈することもあります。
     
心臓神経症  
胸が締め付けられるように痛む。運動時におこるが、安静時のこともある。
     
胸腔内臓器由来の疾患
  肺塞栓 気胸 胸膜炎 肺炎、肺癌、肺膿瘍など  
     
腹部臓器関するもの
胃潰瘍、胃炎、膵炎、胆石症など  
ただし、胸部への放散痛として胸痛を認めますが、多くの場合、原発部分の痛みを伴うことが鑑別のポイントになります。
posted by mizuki at 23:59| Comment(10) | TrackBack(0) | 胸 痛 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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